台湾歴史公園
国立台湾歴史博物館(略称台史博)は、古都台南の歴史的に深い意義を持つ「台江内海」で誕生しました。台江内海一帯は、十七世紀以前から、東西の商人たちが次々に上陸し商売を行った貿易拠点であったが、清国時代になると、河流の沖積や道路改正などの環境変化により、徐々に陸地へと変化していました。二十一世紀、台史博は、変化の激しい時代の中で台湾歴史の生命力を育む使命を果たすため、この土地に基礎を築き、重要な歴史の舞台と定めました。
広さ20haの台史博園区は、人文と自然が出会う「台湾歴史公園」内に位置します。「台湾を知る」「自然と調和する」「郷土を思う」「台湾を見せる」の四つを主な概念とし、人々がぶらぶらと散策しつつ、人文的知識を共有し、台湾の生態形と郷土の美を体験することができる園区になっています。
各施設の営業時間について、館内のお知らせにご覧ください。
- 忘憂湖と有情湖この2つの総調整量6000㎥の調整池は、生態系工法で造られた人工湿地生態池です。多様な生態系と低擁護の貯水池は、洪水調整の機能を持つだけでなく、留鳥や渡り鳥の楽園でもあり、自然生態と原生種の自然保護休息地として知られています。2つの湖の間に架けられた「牽手橋」は、黄昏時の散歩スポットとして有名です。
- 希望が丘本館が位置する安南区は、かつての台江内海で、くぼ地が多いため、海抜22メートルの希望が丘は、「安南でいちばんの峰」という美称を持ちます。希望が丘の上に立つと、園区の景色が一望でき、遠くには台南科技園区、中山高速道路などが見渡せます。希望が丘に植えられたアコウの木は「希望の樹」と呼ばれています。
- 遊びの万華鏡「子供が楽しめること」を出発点とし、「夢、ヒント、台湾」の三大要素を融合させた園内は、「草エリア—遊んで学ぼう歴史体験」「水エリア—思いっきり書いて描こう」「風エリア—植物の精が空を飛ぶ」「砂エリア—台湾の砂漠地帯」に分けられています。ビジュアル効果、イメージ装置、娯楽施設、植物素材、それらのまつわるイベントや活動を通じて、学生や親子に開放的な遊びと学びの環境を提供します。
