自然と生態
台湾島と周囲の離島には多様な生態系があり、人々の生活と深く関ってきました。台湾歴史博物館の敷地にある台湾歴史公園には10ヘクタールの緑地と池が広がっています。この公園を訪れたお客様に台湾の自然と歴史、多様性をアピールするため、変化に富んだ地形に台湾の原生植物等が数多く栽培されています。極力手をかけない自然な栽培方法を採用しており、様々な植物が豊かに育っています。
公園は環境マネージメント方式により生物の多様性を保った動植物の生息地として管理されており、多くの昆虫、留鳥、渡り鳥などの動物がここに暮らし、四季折々の豊かな生態を観察することができます。5月から9月にかけてはチョウやトンボ等が飛び交い、特にクジャクチョウ、ウラベニヒョウモン、チョウトンボなどが多く見られます。野鳥観察台からはバンやマガモ、カイツブリ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、ヨシゴイなどの姿を楽しむことができます。また「忘憂湖」では4年連続で希少な二級保護動物レンカクの生息と子育てが観察されています。この他11月から3月まではヒドリガモ、オオバン、コチドリ、セイタカシギなどの渡り鳥が公園を訪れます。