地図
地図は人類が空間、環境を記録する手段の一つです。そこには人と環境がどのような対話をしてきたのかを知るための多くの手がかりが記されているほか、各時代の環境に対する理解や考え方が反映されています。台史博が現在所蔵する3,000点余りの地図には、16世紀から19世紀まで単独一枚の地図や貴重な地図集が約400点、日本統治時代の一般的な地図や専門的な地図が約1,600点、第二次世界大戦後の一般の地図やテーマ性のある地図が約700点あります。このほか、関連書籍、文書、手書きの原稿に添付された地図や、他の形式で作成された地図なども所蔵されています。これらは台史博の所蔵、研究、展示にとって重要な地図であるだけでなく、台湾でも屈指の所蔵を誇っています。このほか、台史博所蔵の16世紀から19世紀の貴重な地図の原寸大復刻版や、経建版地形図、各県市行政区域図、都市計画図などの地図や、国内外の地図関連の書籍など充実した資料も所蔵しています。