軍機処録副奏摺(マイクロフィルム)
台湾史研究を推進し、人びとが台湾史をより理解できるように、2012年から「軍機処録副奏摺マイクロフィルム」のデジタル化、目録作成を行っています。
清朝時代の行政文書の原本は、年月が経っているため破損、紛失しているものが少なくなく、現存する膨大な数の硃批奏摺も完全なものではありません。このため、こうしたアーカイブを研究する際に「数はあるが、それでも完全ではない」という不十分さを感じます。軍機処録副奏摺は副本や書き写したものをまとめた文書で、比較的系統だって厳正にまとめられているものです。台史博では、デジタル化、目録作成、編集作業、データベースの作成を通じて、より効果的な行政文書の研究運用に資し、台湾の歴史研究を引き続き深化させたいと考えています。