場所：国立台湾図書館1階　台湾芸文走廊（台湾芸術文化回廊）

台湾各地の地名には、文化と文化の接触、人々と人々の出会いの物語が記されています。それぞれが自分たちの母語で土地に名前を付けましたが、その物語ひとつひとつの背後にある名付けのプロセスに着目すると、台湾が有する「多様性」の様相が構成されていることがわかります。

特別展では「地名の物語」を主軸とし、人と人がどのように出会い、交流するかを「交換」「受容」「芽生え」「衝突」の４類型に分け、9つのエスニックグループの9つの地名の物語を取り上げ、歴史や伝説の中で人と人が出会ったときに生じた相互作用と、地名の物語に記録された「文化との出会い」の痕跡を解説します。

特別展会場は、オンライン展示の「母語にみる地名の物語」（https://pnts.nmth.gov.tw/ ）とリンクしており、会場でQRコードを読み取りサイトにアクセスすると、各言語の母語話者が録音した動画を見てオンライン上で地名づくりに参加し、自分の地名の物語を残すことができます。